屋根の近くのお部屋を快適にする『通気遮熱FOボード』
壁と同じく屋根にも通気層を確保することは大切です。
上階にこもってしまう熱を排気し、暮らしやすい室温を保つことができるためです。
屋根の通気層は、軒先から吸気し棟から熱気を排気します。
それにより屋根からくる熱を下げ、屋根に近い2階の部屋の室温の上昇を減少させます。
屋根に通気層を設けるためには基本的に部材が必要となるのですが、一般的な部材の通気層は「30mm」のものが多いです。
実は、その倍以上の幅の通気層を設けられる通気部材があるんです。
それは福田温熱空調さんが出している『通気遮熱FOボード』です。
どのような商品なのかご紹介いたします。
商品紹介
通気、遮熱、排湿を考えた屋根裏遮熱材。
◇福田温熱空調【通気遮熱FOボード】
【特徴】
① 通気層を大きく(45~75ミリ)取れるため、排熱・排湿効果が高い
② アルミ蒸着面が太陽の輻射熱を熱反射させる
③ 通気スリットにより湿気を逃がす
④ ウレタン吹付の下地材に最適
⑤ 室内から母屋間に簡単施工
① 通気層を大きく(45~75ミリ)取れるため、排熱・排湿効果が高い
通気遮熱FOボードは 母屋間に施工する屋根遮熱材です。
屋根の熱は網目状の通気層により効率よく排熱できます。
また、網目状の通気層は湿気の排出にも効果を発揮します。
勾配のトップに棟換気部材を取り付けることでより効果的になります。
② アルミ蒸着面が太陽の輻射熱を熱反射させる
アルミ蒸着面により、太陽の輻射熱を熱反射させます。
通気遮熱FOボードと野地板の表面温度を比較すると、
野地板の表面温度が「約50℃」に対し、
FOボードの表面温度は「約33℃」と「約17℃」低い結果となりました。
※測定結果は気温や天候、施工場所により異なります。
③ 通気スリットにより湿気を逃がす
通気用のスリット加工が640か所施してあり、湿気を逃がすようになっています。
・測定結果
透湿係数=767 [ng/㎡・s・Pa]
透湿率=2.3 [ng/m・s・Pa]
透湿比抵抗=0.43478[m・s・Pa/ng]
透湿抵抗 = 0.0013 [㎡・s・Pa/ng]
※透湿比抵抗は結露を判定するための重要な値です。
この値が高いほど、結露発生のリスクが高くなります。
④ ウレタン吹付の下地材に最適
ウレタン吹付の下地材としても最適です。
ウレタンの膨らみによる通気層の圧迫が極めて少なく安心です。
※遮熱シートなどをウレタンの下地材として使用されている場合は、
ウレタンの膨らみにより通気層を塞いでしまわないようにご注意ください。
※ウレタン吹付のみ屋根断熱です。繊維系断熱材は天井断熱を行ってください。
⑤ 室内から母屋間に簡単施工
1. 母屋間の屋根勾配にサイズを合わせて上端をカッター等でカットします。
2. 上端は母屋にドン付け、下端の内折り目を谷折りに曲げて母屋間にはめ込みます。
3. 必ず重ね取るように調整してください。(重ね幅 45mm(垂木幅))
4. 屋根タルキにステープルやタッカー等でとめてください。
(間隔は100~150mm)
軽くて加工も簡単にできるので施工がとても楽です。
勾配のトップには棟換気部材を取り付けると、排熱・排湿効果が上がります。
【施工事例】
注意事項
・反射面は必ず空間(通気層)をとってください。
・文字が印刷されている方が室内側です。
・母屋3.5寸(105m/m芯々1m、5寸勾配まで1枚ものでOK。
それ以上はカットし、つぎ足して使ってください。
福田温熱空調様ブログ紹介
生の大工さんの声やお施主様の声など、見ていてとても勉強になるブログをupされていますので、ぜひご覧ください!
福田温熱空調様の「FOボード」のブログはこちらから
https://fokk.jp/blog/
おわりに
年々、夏の気温が上昇しています。
出来る限り電気代を節約したいという方がほとんどです。
また、最近は電力不足が騒がれることもしばしば、、、。
夏の暑い日に快適に暮らせる住宅を建てるために一度検討してみてはいかがでしょう!
ご注文はぜひ匠の一冊で!