筋かい(筋交い)金物とは?筋かい金物の種類と選び方
更新:2019/2/20
在来軸組構法で施工された木造住宅は筋かいを入れることによって耐震性を確保していましたが、実際には筋かい不足による欠陥が多く見られ、問題視されてきました。
しかし、2000年の建築基準法改正によって、筋かいのサイズが決まれば取り付け金物も自動的に決まるようになり、適切な筋かい施工の普及とともに接合金具の需要も増大しています。
今回は、筋かい金物の種類や筋かい金物の選び方についてご説明します。
筋かい金物とは?
筋かい金物とは、筋かいの端部に取付ける筋かいと柱と横架材を接合する金物です。
筋かいは、建物の強度や耐震性を高めるために施工します。
2000年5月31日に施行された建設省告示1460号では、柱に付く耐力壁の種類に応じた接合部の仕様、接合金物の接合方法、必要耐力やN値が定められています。
筋かい金物を選ぶ際は告示表から選ぶほか、財団法人 日本住宅・木材技術センターによる『平成12年建設省告示第1460号に対応した Zマーク表示金物と同等認定金物・性能認定金物』が参考になります。
筋かい金物の種類
筋かい金物の形状は大きく分けて、プレート型とボックス型・二面施工タイプの3タイプ!
施工箇所に合わせて、適切なタイプの金物を選ぶ必要があります。
プレート型
柱の側面に施工するタイプ。
ホールダウン金物などとの干渉を軽減できることが特徴!
リフォーム工事などにも多く使われています。
ボックス型
横架材に乗せる形で、筋交いと柱と3面で接合するタイプ。
筋かい金物の初期の頃からの製品です!
3面施工で、がっちり施工したいところに。
二面施工型
筋かいと柱の二面を接合するタイプ。
ホールダウン金物や柱頭柱脚金物との干渉を防げることができます!
床合板工法の普及により、施工性が高い二面施工型が近年多く使用されるようになっています。
おすすめ筋交い金物
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プレート型
タナカ | BXカネシン | BXカネシン |
ヘキサプレートSD | DP-2 ジャステンプレート | メタリフ筋かいプレート |
壁倍率1.5倍、2倍、3倍に対応! | 板厚が0.6mmと薄い! | 左右対称で便利! |
ボックス型
タナカ | BXカネシン | 栗山百造 |
2倍筋かい<トライ> | ジャスティーガセット・ライト | 2倍コンパクトボックス K-4 |
Zマーク金物(BP-2)と同等認定! | 筋かい側のビスが短く、簡単施工! | コンパクト形状で内使いもOK! |
二面施工型
タナカ | カナイ | BXカネシン |
2倍筋かい<リベロⅡ> | N-フリーダム筋かいプレート | ハイパーガセット |
匠の一冊 売れ筋No.1! | 位置決めがしやすいように 取り付けガイドポッチあり! | 壁倍率2倍、3倍用! |
多機能型
岡部 | BXカネシン |
ブレスターZ600 | DIT制震筋かい金物 |
特殊なスリット加工が地震時に変形して 筋交いの損傷をおさえます! | 高減衰ゴムが地震の揺れを効果的に吸収! 左右対称、30mmまでの合板に対応! |
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