接合金物におけるZマーク、Dマーク、Sマーク金物の違い

筋かい金物には、公益財団法人日本住宅・木材技術センターが定める接合金物規格のZマーク表示金物、同センターで性能試験を行いZマークと同等の品質・性能と認定されたDマーク金物(同等認定金物)、公的評価機関によって品質・性能を確認したSマーク認定金物の3タイプがあります。今回は、Zマーク、Dマーク、Sマークの違いについてご説明します。

【Zマークとは】

Zマーク金物とは、(財)日本住宅・木材技術センター内規で定められた接合金物の仕様と同一の品質・性能を有する製品(木造軸組工法住宅用接合金物)で、安定的に供給できると評価され、製造の承認を受けていることを示す接合金物規格品の認定表示です。

【Dマークとは】

オリジナル製品が品質・性能がZマークの接合金物の規格と同等以上で、かつ安定的に供給できることを(財)日本住宅・木材技術センターにより評価、認定されたことの認定表示です。

【Sマークとは】

オリジナル製品が接合用途に応じて、必要とする一定の品質・性能を有し、安定的に供給することを(財)日本住宅・木材技術センターにより評価、認定された製品につけられる認定表示です。

金物メーカーはZマーク表示の筋かい金物と同等以上の耐力を持つ金物を作り、公的機関で性能試験を行った上で、同等以上の性能が確認できた製品のみを販売しています。

匠の一冊では各メーカーの筋かい金物を取り扱っております。必要耐力や施工場所に合わせて金物をお選びください。