建設中の建物を養生していますか? 結露対策は現場の養生から!

雨の日に現場が雨晒しの状態で、正しく雨水等の排出処理や対策がなされていない場合、建物内部に溜まった水分が結露の原因になる恐れがあります。雨濡れを防ぐためにも、現場養生が欠かせません。

建築中から、建物内部に水を溜めない、建物を濡らさない。

梅雨の時期や夏場の建築中には、雨や夕立などで現場が濡れてしまう場合があります。基礎などに溜まってしまった雨水が乾かないまま建築が進んでしまうと、閉じ込められた湿気が原因で結露に繋がってしまう恐れがあります。
施工現場を雨に濡らさない対策として大事なのが、雨天時はできるだけ建て方を行わないことと、基礎・木部を濡らさないための現場養生の徹底。また、雨水などが溜まってしまった場合は水抜き・乾燥の対策などが有効です。

雨養生の悪い例

養生を全く行わない状態は結露の危険性が高まります。中途半端な雨養生も吹き込みなどで雨が入り込む可能性があるので避けてください。また、建築材料が雨晒しでは養生ができていても、施工の際に含水した材料を使用する事になってしまいます。
雨水の侵入は、出来るだけ抑え、万が一雨水が浸入した場合は速やかに雨水を排出し乾燥させてください。

※上の写真は養生がされていない状態、また一部分のみ養生されている状態。

現場養生のポイント

建物本体の雨養生をしますが、建築材料にも雨養生を行う事。
建築材料が濡れていると、材の含水率がアップし初期結露のリスクが高まります。
特に夏は、外気が湿っているため乾燥しにくいので、十分な注意が必要です。

建て方時の雨養生について

一般的に建て方時の雨養生は軽視されがちですが、建て方時の雨養生をきちんと行わないと、初期型結露リスクが高まります。建て方時から、ブルーシートなどを準備し、一日の作業完了時には養生を行ってください。写真のように、建物を覆う場合は隙間なく全体を養生することが大切です。
基礎の場合も全体を覆い隠すようにし、雨の吹き込みなどに備えることが大切です。また、建築材料が濡れてしまうのを防ぐため、建築材料にも雨養生を行いましょう。

商品詳細
ノーブランド【ブルーシート】輸入品(軽量) ~他
ノーブランド【ブルーシート 原反ロール巻】】

準備するブルーシートについて

準備するブルーシートの枚数は、建物外周と建物上部を覆うことのできる枚数。
※外周雨養生は1階・2階で分け、作業のない部分は養生をそのままに、毎日の雨養生設置の時間と労力を省くようにする事が大切です。

使用量の目安ですが、基礎の養生には厚手のブルーシート #3000 10m×10m が多く使われます。(約1~2枚位)
外壁を覆うものは、3.6×5.4m、薄物と言われる #1000 ~ #2000 などが選ばれることが多く、1棟につき約4~5枚位使われる事が多いようですが、長い期間使用できるように、丈夫なシートを選ばれたり、建物の大きさや天候、現場の状況により使い分けて使用されているようです。

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